日本勢はどんな様子だったのか紹介したいと思います。今年は、お馴染みの顔ぶれに加えて、これまでになく若手建築家の活躍が目立った年でした。
Canon
桐山登士樹さんがプロデュースするキャノンの今年の展示は、 若手建築家ユニット、トラフと映像制作集団WOWが手がけました。 僕も敬愛するトラフとWOWの合作とあれば傑作間違いなし。
ということで、この展示はミラノサローネで最も優秀な展示に
贈られる「Elita Design Award」金獅子賞を受賞しました。
場所はSUPER STUDIO PIU。
建築で水平を取るために使う「水糸」を貼ったところに
WOWによる映像を投射。
この角度で見ると、映像が立体的に見える!
キャノンのプリンターを使って柄を印刷したバージョン。
KANEKA
総合化学メーカー、カネカの展示は有機EL照明を使った
インスタレーション。日本の酒場がテーマとか。
この展示もトラフが手がけています!
場所もSUPER STUDIO PIU、キャノンのとなり。
TOSHIBA
東芝ライテックは、LEDのストロボライトで明滅する
雨の幻想的なインスタレーション。水の香りが印象的でした。
トルトーナ地区、サヴォーナ通り。
JUNYA ISHIGAMI
による映像インスタレーション。トルトーナ地区。
こちらはイタリアのキッチン・バスブランドBoffi(ボフィ)での
JYO NAGASAKA
美しいテーブルFlatTable。
TORAFU
&大きな白いお眼鏡に適ったのは、TORAFUの
空気の器!今年のミラノはTORAFUだらけw
SHIGERU BAN
エルメスのホームコレクションの展示。建築家・坂茂に よる紙筒の展示パヴィリオン。
nendo
僕としては是非欲しい一品!TV石って、よくお土産で売ってる、
下の文字とか模様が浮き出してみえる石のことです(正式名は
ウレキサイト、自然のものと人工のものがあります。お土産屋
さんで売ってるのは人工です。)
半透明の木材風テーブルもよかったです。
KARIMOKU
とのコラボレーションによる展示。
Kom & Co.
TUCANOで、モバイルアクセサリーブランドJUNIJUNIと
TUCANOの新しいラインYellow Lineを発表。
Ichiro Iwasaki
イタリアの家具ブランド、arper(アルペール)では
Naoto Fukasawa 展示パネルには深澤さんが調理する姿が!
ーニ)では、プードルと名付けられた椅子(ミニテーブル?)が。
たしかにプードルっぽいw
従来のファブリック製から革製に。
イタリアのキッチン・バスブランドBoffi(ボフィ)の製品。 広島の家具メーカー、マル二木工はミラノ・トリエンナーレで エキシビジョン。深澤さんとジャスパー・モリソンさんの作品を展示。
今回、深澤さんはミラノを訪れなかった。代わりに日本の震災に
関するメッセージをジャスパー・モリソンさんと共に。
募金してくれた方に配られるカード立て。椅子の脚部分を
カットして製作したもの。
SIWA製の募金箱。
Tokujin Yoshioka
MOROSOから発表された吉岡徳仁さんの新作MOON。MOROSOのショー
ルームで行われた美しいエキシビション「TWILIGHT-Tokujin Yoshioka」。
こちらは半透明樹脂のタイプ。
展覧会のタイトル、吉岡さんのサイン付き。
こちらはフィエラの会場で展示されていたMOONのカバー。