スナブロ SUNA-BLOG: ミラノサローネ2011「光」編 / "LIGHTS" in Salone del Mobile 2011

ミラノサローネ2011「光」編 / "LIGHTS" in Salone del Mobile 2011

今年は隔年で開催されるEuroluce(国際照明見本市)の年。話題は当然LEDです。欧州では2012年に白熱電球の製造が停止されます。今回のEuroluceでは白熱電球では実現できないようなLEDならではの斬新なデザインが一同に。


ALESSI
ALESSI "ALESSILUX"


Design:Giovanni Alessi Anghini, Gabriele Chiave and Frederic Gooris 

ALESSIは若手デザイナー3人が手がけたForeverlamp社とのコラボによるLEDランプALESSILUXを発表。

FLOS
イタリアの照明メーカーFLOSが発表した照明の中でも最もユニークなのがフィリップ・スタルク(Philippe Starck)が手がけた"NET"。

iPadやiPhoneのドックとして使えるランプ。初め見たときは、流行りのiPadを無理やり照明と結びつけたあざといアイデアだなあと思ったものの、実は意外と便利かもと思い直しました(笑)。今のトレンドをストレートに取り込みながら上手くまとめるところがスタルクの手腕を感じます。




INGO MAURER
続いては、「光の魔術師」の異名を持つドイツの照明デザイナー、インゴ・マウラー(Ingo Maurer)。今回、最も奇妙奇天烈だった作品がこれ。ポリウレタンか何かで出来たフェイク感満載の熱帯植物の塊には蝶や昆虫や蛇が群れ、鳥や小動物の鳴き声と共に怪しく光る...

言葉では伝わらないと思うので映像をどうぞ。


こちらは小型版?

これは、一見ふつうの白熱灯デスクスタンド。でも実はフラットなLED照明!という作品。その名も"Looksoflat"。インゴ・マウラー社のStefan Gesbauer氏がデザインを手がけたLEDならではのユーモア溢れる照明。




上の4つは有機EL(OLED)を使った作品。今年は、インゴ・マウラー以外でも、フラットで均一な光が魅力的な有機EL照明の提案が目にとまりました。

KANEKA
日本の総合化学メーカー、カネカによるインスタレーション。自社の有機EL照明を使ったインスタレーションをミラノ市内のSUPER STUDIO PIUで開催。インスタレーションを手がけたのはトラフ建築設計事務所



PANASONIC
パナソニック電工も有機EL照明をアピール。上は両面が光る有機EL照明のデモ。

もちろんLEDも!

Artemide

イタリアの照明メーカー、Artemide(アルテミデ)の名作ランプ、TROMEO(トロメオ)もLEDに。

これは低環境負荷LEDテーブルランプのコンセプトとのこと。なんだか未来型TROMEOって感じです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

Copyright © スナブロ SUNA-BLOG Urang-kurai